奈良を主としたトンボ観察日記

奈良でトンボの生態写真を撮ってます

御杖村から曽爾村5/25

久しぶりの晴れ間で、渓流にいるであろうトンボたちを見に行くことにしました。

一か所目は全くと言っていいほど何もいず、別の谷筋に向かいました。

f:id:tombonara:20210526162747j:plain

ミヤマカワトンボ

この川筋では一番多かったように思われます。相変わらず追っかけあいでやっととれたのが、鉄柱の上にとまっている姿でした。

やや不満ながら、時間を取られるのが嫌で先に歩を進めます。

f:id:tombonara:20210526163037j:plain

ニホンカワトンボ

道の上から7~8m離れた個体です。

アップにしすぎると荒くなるのでこれぐらいでご勘弁を

この流域ではあまり多くありません。

ちょっと上流すぎるのかもしれません。

もう少し川幅のあるゆったりとした流れに多い気がします。

f:id:tombonara:20210526163326j:plain

アサヒナカワトンボ♂

f:id:tombonara:20210526163400j:plain

アサヒナカワトンボ♀

f:id:tombonara:20210526163441j:plain

アサヒナカワトンボ交尾

ミヤマカワに次いで多くみられたのが、アサヒナカワトンボで川沿いや道沿いで多く見られました。

交尾写真は、私のザックの上で結合寸前の状況です。

オスの副性器がカギ型に開いているのが写っています。

肉眼では、見えなくても写真では見ることができます。

f:id:tombonara:20210526163830j:plain

ダビドサナエ

f:id:tombonara:20210526165942j:plain

ダビドサナエ頭部

f:id:tombonara:20210526170010j:plain

ダビドサナエ尾部

f:id:tombonara:20210526170045j:plain

ダビドサナエのいる環境

このような場所は渓流性のサナエトンボが見られるところです。

流れに近づいて、石の上を見るといました❣

この付近で5~6頭見ることができました。

よく似た種にクロサナエがいます。

ダビドサナエの特徴をアップにしておきます。

渓流で胸に二本線があるサナエは、ダビドサナエかクロサナエのどちらかです。

 

次に向かったのは曾爾高原のお亀池です。

トンボの環境的にはすごく良いと思うのですが、意外と少ない気がします。

f:id:tombonara:20210526172256j:plain

アジアイトトンボ

f:id:tombonara:20210526172322j:plain

アジアイトトンボ

小さなイトトンボがすばしっこく飛び回るので、モートンイトトンボかと思いましたがアジアイトトンボでした。

メスは未熟な時は朱色をしているので、別の種かと思ってしまいます。

よく似た種にアオモンイトトンボがいます。

オスの見分け方

f:id:tombonara:20210526173102j:plain

アジアイトトンボ

f:id:tombonara:20210526173122j:plain

アオモンイトトンボ

メスはさらにややこしいのでまた機会を改めます

それ以外で見たイトトンボの仲間

f:id:tombonara:20210526173243j:plain

ホソミイトトンボ

f:id:tombonara:20210526173306j:plain

ホソミオツネントンボ

これら以外にも、ヨツボシトンボがいましたがサナエは全く見かけませんでした。

ぼちぼち春のトンボが少なくなってきました。

次は夏のトンボの出番で、大型の種類が多くなってきます。

明日は夏のトンボを少し先取りしようかと企んでいます。