春の生き残り種を探して
今日は久しぶりに晴予報!
4月ごろに羽化した渓流種は、ボチボチ終盤に差し掛かっています。
今年も巡り合えない渓流種をもとめて川上村に行きましたが残念!
何の収穫もないまま、さらに南下してコサナエを探しに行きました。
まず最初に目に留まったのが
細い流れを往復しています。
2m前後にピントを合わせて、ひたすら連射します。
初期のころは何百枚に数枚しか見れるものはありませんでしたが、去年ぐらいから2割ぐらいは、残せるものになってきました。
コヤマトンボのようにずっと滞空せず飛翔する種は、ピント合わせが難しく目測で合わせるしかありません。
滞空する種だと、マニュアルでピント合わせするのが効率よいかと思います。
この流れに中型のサナエトンボが見つかりました。
ヤマサナエです。
里山から丘陵地帯まで流れがあれば、結構な確率で見つかります。
ここではもう一種そっくりなキイロサナエも生息しますが、まだ少し早かったようです。
流れのそばにある石や草木にとまっているのが見受けられます。
お馴染みの定番種でよく似た種類です。どちらも止水域が生息環境ですが、緩い流れでも発生しているようです。
シオカラトンボは11月ごろまで長くみられます。
シオヤトンボは7月ごろまでかと思います。
サナエトンボに比べると発生期間が長くなります。
イトトンボも大変多くいます。
この二種に加えて、ムスジイトトンボもいましたが、写真に収めることはできませんでした。
次に探したのが
もともとは北日本に多い種ですが紀伊半島の沿岸部や信楽などで見られます。
ここは奈良県唯一の産地で県の特定希少野生動植物に指定されていて、採集は禁止されています。
今日はこれ以外で
ミヤマカワトンボ、ムカシトンボ(多分)、クロスジギンヤンマ、ヨツボシトンボなども見られ、多くの種が同時にみられる貴重な場所になっています。
今回で春先に活動するトンボは終了。
いよいよこれから夏にかけて活動するトンボを探していきたいと思います。